2008年9月21日更新

IMAP4サービス

listenのサービスにtcp143を追加します。 もともと用意されているので、自分で書く必要はありません。

% cat /cfg/$sysname/service/tcp143
#!/bin/rc
exec /bin/ip/imap4d >[2]/sys/log/imap4d

ip/imap4dは何もオプションをつけない場合、CRAM-MD5で認証を行います。 iPhoneやMacのMail.appはこれに対応していますが、 Windowsメール(Liveメール、Outlook含む)は未対応のため、 Windowsで動作テストをするときにはBecky!などを使います。

または、imap4dに-pオプションを与えて 通常のパスワード認証にすればWindowsメールでもテストできますが、 これで実運用するには危険なので暗号化が必須です。 暗号化の方法は詳細はメール環境の暗号化に書きました。

IMAP4パスワードの設定

POP3, IMAP4は、通常のPlan 9パスワードとは別のものにできます。 設定方法は、auth/changeuserからの same as the plan 9 passwordという質問にnと答えれば 続けてパスワードを尋ねられますので、そこで設定します。

# auth/changeuser -p user
Password: (変更しなければ空でいい)
Confirm password: (変更しなければ空でいい)
assign Inferno/POP secret? (y/n) y
make it the same as the plan 9 password? (y/n) n
Secret(0 to 256 characters): IMAP4パスワード
Confirm: IMAP4パスワード
略

また、いま有効になっているIMAP4パスワードを調べるには、 認証サーバのbootesから、/mnt/keys/$user/secretを読めばいいです。