2011年7月23日作成

VMware Playerにファイルサーバをインストール

紆余曲折ありまして、だいぶ苦労しましたが、 とりあえず動くまではできました。

まずは端末をインストールするのですが、 今のPlayerでは新しい仮想マシンの作成もできるので qemuを使ってvmdkを作らなくてもよくなっています。 代わりに、いろいろ試してみましたがインストール時にrioが使えないので、 inst/textonlyで進める必要があります。 インストールが終わればふつうに使えるのにね。

vgasize=1024x768x24
monitor=xga

次に、fsのソースを落としてコンパイルするのですが、 fsカーネルのE1000ドライバはVMwareのデバイスを認識しません。 この点についてパッチを当てたetherigbe.cを置いておきますので差し替えてください。 変更したところは、定数i82545emの定義と、 各switch文にそれを含めただけですね。

i82545em = (0x100F<<16)|0x8086,

ファイルサーバを起動してpcihinvコマンドを使うと、 デバイスのIDが見れます。

fs: pcihinv
...
2 0/0 0200 8086 100f 10 0:....
...

ここはファイルサーバのインストールそのまま。 ちょっとつまづいたのは2点、instに実行パーミッションが無いと ファイルが見つからないというエラーになって動かないところと、 plan9.iniのbootfileエントリだけは、新しい書き方を取るところ。

ether0=type=igbe
scsi0=type=buslogic
bootfile=fd0!dos!9fsfs64
nvr=fd!0!plan9.nvr

これでフロッピーを作ればPlan 9側の処理は終わりですが、 最後にNICのチップセットを変更しておきます。 具体的にはvmxファイルに以下を追加。

ethernet0.virtualDev = "e1000"

これで、仮想マシン間でip/pingも通りましたし、 外部のSNTPサーバとも通信ができました。 あとは、SCSIを認識しているもののSCSIディスクの追加方法が分からないので、 そこが確認できれば問題なさそうですね。