2009年10月20日更新
secstoreの使い方
secstoreとは、認証情報を恒久的に記録するものです。 通常factotumが認証情報を取り扱うのですが、 こいつはログアウトすると消えてしまいます。 そこで、secstoreに保存しておいて、 ログイン時にそこからfactotumへ取り込んだりします。 factotumがメモリとすると、 ハードディスクみたいなものですね。
secstoreの有効化
認証サーバのコンソールから実行します。 有効期限がありますので、忘れないようにしましょう。 まあ、忘れたとしても、/adm/secstore/who/userを読むと、 1行目に有効期限が書かれていたりします。
# auth/secuser -v user
(secstoreパスワードを入力)
読み書き
% ramfs
% cd /tmp
# factotumとして保存されているものを取得
% auth/secstore -g factotum
secstore password:
# factotumをsecstoreに保存
% auth/secstore -p factotum
secstore password:
これらは、/adm/secstore/store/$user以下に factotumという名前で保存します。 ファイル名が違えば、仮にpasswdというファイルを読み書きすれば store以下のpasswdを扱うのですが、factotum(4)が扱うものは factotumという名前で保存しなければいけません。