2009年9月5日更新
バックアップ
Plan 9には、fsにしてもfossil+ventiにしても、 日々のバックアップは自動で残すようになっています。 なので、それほど必要ではありませんが、たとえば災害に備えて 外部メディアに予備を残しておくというのは悪いことではありません。
以下いくつかサンプルを書いていますが、どれも
- 生のファイルを見えるようにする。
- mkfsを使って、バックアップを取る。
- 後片付け
という手順になっています。
fsを/にマウントしている場合
% mount /srv/boot /n/fs
fs: allow
% disk/mkfs -a -u /n/fs/adm/users -s /n/fs \
/sys/lib/sysconfig/proto/allproto >plan9.20090905
fs: disallow
% unmount /n/fs
この場合、バックアップは1つのファイルになります。 もしCDなどに焼いて、他のシステムからもそのまま閲覧したい場合は、 上記のdisk/mkfs行を以下と差し替えます。
% disk/mk9660 -9cj -s /n/fs \
-p /sys/lib/sysconfig/proto/allproto plan9.iso
これでCDイメージを直接作成できますので、あとは焼くだけです。
kfsの場合
この例では、直接CD-Rに書き込みしています。
% mount /srv/kfs /n/kfs
% disk/kfscmd allow
% disk/mkfs -a -u files/adm.users -s /n/kfs \
/sys/lib/sysconfig/proto/allproto >/mnt/cd/wd/plan9.20090905
% disk/kfscmd disallow
% unmount /n/kfs
リストア
ここではdisk/mkfsで作成したバックアップを展開する場合です。
fsに展開する場合
展開先のホスト名をfsとして、 さらにfsはまっさらな状態(ream直後)とします。
% srv fs
% mount /srv/fs /n/fs
fs: allow
fs: users default
% disk/mkext -u -d /n/fs /adm/users <plan9.20090905
fs: users
% disk/mkext -u -d /n/fs <plan9.20090905
上記の例でdisk/mkextを2度使っているのは、 fsにユーザ情報を読み込ませないと標準以外の所有者・グループ等を うまく復元してくれないためです。1回目でユーザ情報を復元して、 その後usersコマンドでfsカーネルのテーブルに読み込んでいます。