2008年8月2日作成

DRM嫌い

寝たきりで暇だったので

電子書籍を買いました。 書籍の内容はそれなりに面白かったのですが、 DRMというシステムに、久しぶりにイライラしたので、 忘れないように日記に落としておこうと思いました。 よく確認もしないで買ったのが間違いだったような気がしますが。。

今回買った書籍の手続きは以下のとおり。

  1. お金を払ってKeyring PDFファイルをダウンロード
  2. Keyring PDF用の暗号解除ソフト(以下Keyring PDF)を使って、ダウンロードしたファイルを復号化
  3. Adobe Readerで読む
  4. 2回目以降も常に暗号化を解除してAdobe Readerで読む

ここで、書籍を読むためには、 必ずKeyring PDFを使わないといけないのですが、 これWindowsしか対応してないんですね。 そのうえ最初に開いたPCでしか表示できなくて、 PCが壊れた場合に備えてバックアップをするにもKeyring PDF。

なぜ本を読むために、自分の環境を制限されないといけない。 普通に本を買うのと同じ値段払っているのに。 ばかじゃないか。

Keyring PDFがほかのシステムに対応すればいいのかというと、 そういう話じゃない。適用範囲が少し広がっただけで、 1つのプログラムに依存しなければならない状況は変わっていない。 Keyring PDFの問題とは別になるけど、 印刷制限が入っているので印刷もできない。 仮に将来、新しいDRMツールが出てきたとしても、 過去の書籍はKeyring PDFを使い続けなければならない。

KeyringPDF方式を採用することにより、 利用者にほとんど負担をかけることなく PDFへの著作権保護が可能となったという

こんなものを採用するなんて、狂気としか思えない。

さてさて

Keyring PDFに限らず、どんな強固な保護を施していたとしても、 最終的には何らかの方法でユーザが閲覧する必要があるので、 保護するのは不可能なんじゃないかなあ、と思うんですけどね。 そういうことが法的に禁止されるのであれば、 こんな不便な制限捨てて、最初から法で対処しなよ、と思うし。。